空に雲は無く、煌々と輝く月を遮る物はなにもない。
部屋の明かりも点けず、月明かりの照らす中、自分は壁に掛るカレンダーを見る。
―今の自分はどちらなのだろうか。ボク?ワタクシ?はは、馬鹿馬鹿しいから自分でいい。
アンティークなお店で買ったそれは、唐草模様でありながら、シンプルなデザイン。
特に予定も何も書きこまれていない、新品同様のカレンダーに一か所だけ、スッと丸で印付けられた数字が。
丸は不規則に付けられ、1つの月もあれば、3つ4つも記された月もある。今月は、一か所だけ。
今日は丸の隣の日。もう半刻もすれば、記された日付へと時が変わる。
ああ早く、早く明日にならないだろうか。
こんなにも、ココロが弾む日々は久方ぶりだ。
明日は祭日。
市街はより一層賑わい、広場には屋台が並ぶ。
祭日…とは名ばかりな、お祭り好きの輩が始めた大きな蚤の市。
この日なら、「無礼講の王」も誰にも文句を言わせない。
祭日なんて嫌いだ。
ワタクシの存在意義が肯定される場所がない今、祭日において道化を知らしめるしかない事も事実。
本来ならば日常全てが道化の対象。
しかし悲しかな、時に流されなければ生きて行けなくなった道化の矛盾。
悲しき矛盾が暗黙の了解となった今、それに逆らう事など出来ないのもまた道化。
折角、馴染んできたのに…。
「ボク」と言う存在がようやく馴染んだ今、自分である「ワタクシ」の生命線は「ボク」になる。
生きる為に「ボク」が作り上げた世界へ、「ボク」でしか通用しない世界へ舞い戻る。
矛盾を正当化する為に、大切なマスターの志を伝える為に、祭日の日、ボクは道化師に戻る。
これだから…祭日は嫌いだ。
難しい話もさることながら、現実問題、今の自分の収入も祭日などでの見世物で賄っているのだ。
嫌とは言っていられない。
嫌だったはずの祭日が、こんなにも楽しみになるとは思わなかった。
これだから、面白い。
また明日も、きっと行われるだろう。
隣にいた男に聞けば、それは「愚者の饗宴」だと言った。
はは、明日はどのようにふざけたことを言ってやろうか。
楽シミダナ
カレンダーを見る人物の、口角があがる。
+:+:+
あっはーん。自分の文章力の無さに絶望した。
書きたい内容まとまってないし、何書きたいかもわからなくなってきた←
それに思った以上に長くなったどうしよう…。
本で言う上・下の上になりますねこれ(続くのか^^^
本当は下が書きたくて打ってたのにあるえ?
まぁ、簡潔にしちゃえば、生きる為に「ボク」の人格を嫌がおうにも作ってきたのに、祭日になると必要とされてない「ワタクシ」の部分を引っ張りださなくちゃいけなくなるから嫌ーって言うなんとも我がままなねw
しかも理由書かないでこの文だけ読めば、性格悪い子に見えるって言うww
今のラピスの心情としては、「ボク」しか知らない人には本来の自分の姿である、道化師の姿を見せたくない…て言うか「深く突っ込まんといてー!」て言う感じです←
本人からすれば、例え本来の姿でなくても自分に接してくれている人に、道化師でいる自分の内側を見られて引かれるのが怖いだけなんです。
今更ですけど「ワタクシ」→「道化」時、「ボク」→「通常」、今回自分も出てきましたけど、この2つを客観的に見ている時の一人称?
ニホンゴ難しいネ。
PR