異世界の隠れ家的バー『黒衣』にて、今日も男は飲んだくれるー…

？：ヒドイってさ、何がヒドイって来月ラピスちゃんＳＤともう１枚何か作ってもらえるってどういうことなの！？
俺が聞くといっつも「金ないー」の一点張りでさっ…ぐす…
早くＢＵ作って欲しいな。早く動きたいな。（ぶーぶー）
これ以上お兄さん放置されると泣いちゃうよ？いいのかな、泣いちゃうよ？
良い歳こいた三十路間近なお兄さん泣いちゃうよ？
ふん…、どうせセカンドは「ふぁーすと」には敵わないってか…ふんだふんっ。ふんふんふーん！！！

Ｂ（バーテン）：お客さん飲み過ぎですよ。

ふーん！

と、愚痴る男の後ろに影１つ。

？：ねね、お兄さん１人？
隣いーい？

２つのコップと酒瓶を持った青年が話しかけてきた。

…え？

お隣しっつれーい。

え？っえ！？
ここ俺だけしかいないんじゃないの？

んえ？
あー…、お初にお目に掛りますサードでーす。

Σ・・・！？

不束ものですがよろしくお願いしまーす。

（ついにここも２人になってしまったのか…）
んー、まぁ、よろしく。（手差し出し）

ういっす。（握手）
んじゃ取りあえず自己紹介おばｖ

あー無理無理。

え、なんで？

君もどうせ「ＢＵ作るまで動かさーん！」って言われてる口でしょ？
そう言う子は名前明かさせてくれないの。

マジで！？
でもオレしゃべれるぜ！？

じゃあ言ってみて。

オレっちの名前は”　がぴー　”だ！
……。

ねー？

”　ぴー　”！
”　がががっ　”だ！
”　いやーん　”だ！！
…って最後のいやーんてなんだぁぁぁぁぁぁあああ！！！

んねー？

……orz

でもどういう風の吹きまわしなんだろーね？
今までブログですら出させてくれなかったのにー。

えっと、ここに関してのお手紙預かってきたんだけどー…えとー…

あはは、やっぱり名前ないと不便だねー。

さっきから何か気楽過ぎないっすか兄さん？

えー？だってお兄さんは旅人だもーん。

関係なくないっすか！？

そうー？
でも多分、これから君と暫くここに居ることになりそうだから、名前有った方がいいよね、うん。
で、俺の事なんて呼びたい？
俺の事お兄さんって呼んでもいいんだよ？？

エット、
ミソジって呼んでもイイデスカ？
あと何か敬語使った方がいい人に見えなくなってきたんで敬語止めてイイデスカ？

え゛…？
まさかの君そう言うキャラ？
まぁ敬語はいいとして、
言うねー、お兄さん怒っちゃうよ？
そうだなー、君は泥ネズミでいいよ。

ミソジのくせに何かムカツク…

ってお兄さんまだ３０じゃないんだってば。
２７歳だよ三十路じゃないんだよ。

似たようなもんだろーが。

いやいやいや全然ちがう…

霧：さっさと話進めろよ^^メ

『スイマセン』

…えーっと、じゃあお兄さんは「狐」って呼んで欲しいな。

…俺は「梟」でいいっす。

で、手紙ってなんなのー？

はい。

俺が読むんだ…
何何ー？
『ここでなら自由に発言していいよ。』…？
これだけ…？

おう。
それだけ。

だからどうしろって言うの…！！

ま、まぁまぁ。
ここで発言できるだけでも良くなったような…

確かにそうだけどさ…

ってことで、改めて狐はよろしく！

…、梟も。

Ｂ：…２人のお近づきにどうぞ。

バーテンが２人の出会いにお酒を出す。

 

そんな風に、Ｂａｒ黒衣の夜は更けていくのであった。







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いい加減動かさなきゃと思い立っての行動…。

これから２人のことを生温かく見守っていく予定デス。